部署紹介
放射線科
『安心・安全で質の高い医療を提供します』を目標に掲げ診療に従事しております。
放射線科の主な業務は、一般撮影、CT、X線血管撮影装置、骨塩定量です。
一般撮影

一般撮影は通称“レントゲン”と言われ、最初の診断に用いられることが多い検査です。
胸部・腹部・全身の骨など対象範囲が広く、簡便でかつ早く画像を提供できることが特徴です。
ポータブル撮影装置で病室から出ることが困難な方をベッド上で撮影することも可能です。
当院ではFCRシステムを採用し、X線画像のデジタル化によりフィルムレスで検査部位に合わせた画質の画像を安定して提供することが可能となっております。
CT
CTはX線を利用して身体の内部を断面に画像化する検査で、一般撮影で異常と指摘された場合や一般撮影ではわからない病気の精密検査として行います。
令和5年5月に、東芝製80列マルチスライスCTを導入しました。
AI技術の1つであるDeep Learningを用いることで従来のCTよりも被ばく量が低減されているだけでなく、撮影時間の大幅な短縮や心臓、微細な血管などの撮影が難しい臓器でも高解像度の画像を撮影することが可能となりました。
3D医用画像処理ワークステーションを用いて全身の血管・骨の3D画像や心臓の冠動脈解析などを行っています。

X線血管撮影装置

FPDを搭載したX線血管撮影装置を採用し、消化管造影から血管造影まで幅広いX線検査を「多方向・大視野・高画質」で行うことができます。
当院では主にシャント血管の狭窄に対してのPTA(経皮的血管形成術)に使用しております。他にもCVカテーテルやCVポートの作成、下肢動脈造影、治療などにも使用しております。
骨塩定量

骨の密度を測定し、骨折の危険性を調べる検査です。
最も信頼性の高いDEXA法を用いて、骨折のしやすい腰椎と大腿骨頚部の2ヶ所を測定します。
検査時間は5分程度で、測定結果もすぐにお渡しできます。
次のような方が推奨されています。
- 65歳以上の女性
- 危険因子※を有する65歳未満の閉経後の女性
- 70歳以上の男性
- 危険因子を有する50歳以上70歳未満の男性
- ※ 危険因子:飲酒、喫煙、糖尿病、慢性腎臓病など
スタッフ紹介
3名の診療放射線技師が検査を担当しております。
学会および研究会、勉強会に参加してスキルアップに努めております。
主な保有装置
種類 | メーカー | 機器名 |
---|---|---|
X線診断装置 | キヤノンメディカルシステムズ | MRAD-A32S/08 |
回診用X線診断装置 | Kenko Tokina | Certas MX-700 |
FPD装置 | 富士フイルムメディカル | CALNEO Smart XL-1 |
CT装置(80列) | キヤノンメディカルシステムズ | Aquilion PRIME SP |
X線血管撮影装置 | キヤノンメディカルシステムズ | Alphenix |
骨塩定量装置(DEXA) | GEヘルスケア | PRODIGY |
3D医用画像処理ワークステーション | アミン | Ziostation REVORAS |
PACS | 富士フィルムメディカル | SYNAPSE Wz-U |

