禁煙外来

禁煙治療のスケジュール

禁煙のお薬について

飲むタイプ　（チャンピックス）

ニコチンを含まない飲み薬です。
イライラなどのニコチン切れ症状を 軽くするほか、
タバコをおいしいと 感じにくくします。

貼るタイプ　（ニコチンパッチ）

ニコチンを含んだ皮膚に貼る薬です。
1日1回、上腕やお腹、背中などに貼ります。

噛むタイプ　（ニコチンガム）

ニコチンを含んだガムで、
口の粘膜からニコチンが吸収されます。
1回の使用量は、必ず1個とします。

自己負担額

保険診療による自己負担額（健康保険3割負担の一例）

	費用	自己負担額
初診料（1回）＋再診料（4回）	7,780円	2,330円
ニコチン依存症管理料（計5回）	9,620円	2,890円
チャンピックス（飲み薬の場合）	50,320円	15,100円
院外処方箋料	20,720円	6,220円
合計	88,440円	26,540円

タバコ（430円）を1日1箱3ヶ月吸った場合の費用

430円×30日×3ヶ月

38,700円

禁煙のメリット

健康面

• 咳や痰が止まった、呼吸が楽になった。
• 味覚、嗅覚が鋭敏においしく感じるようになった。
• 衣服や部屋がタバコ臭くなくなった。
• 肩こりがなくなった。
• 目覚めがさわかやになった。
• カラオケで声がよく出るようになった。
• 口臭がしなくなった。
• 肌の調子がよくなった。

金銭面

1箱430円のタバコを1日1箱吸う人が、禁煙した場合を換算しました。

• 禁煙後7日間・・・約3,000円
• 6ヵ月後・・・・・・約7万2千円
• 1年・・・・・・・・ 約14万5千円
• 5年・・・・・・・・・・・ 約72万円
• 10年・・・・・・・・・ 約145万円
• 15年・・・・・・・・・ 約217万円
• 20年・・・・・・・・・ 約289万円

喫煙によるリスク

タバコの煙には、
4,000種類以上の科学物質と、
250種類以上の毒物もしくは
発がん性物質が含まれます。

喫煙によりリスクが高まる病気

白内障 脳卒中 心筋梗塞 口腔／咽頭がん 喉頭がん 食道がん 糖尿病 メタボリックシンドローム 股関節部骨折 骨粗しょう症

胃潰瘍 胃がん 肺がん COPD（慢性閉塞性肺疾患） 肺炎 膵臓がん 腎臓がん 膀胱がん

受動喫煙の影響

受動喫煙により、心筋梗塞や狭心症で死亡する危険性が1.3〜2.7倍にもなることが報告されています。
他にも脳卒中や喘息などのさまざまな病気を発症する危険性が高くなることが知られています。
夫の喫煙で、タバコを吸わない妻が肺がんになるリスクは約２倍になります。
また、子供の呼吸器感染症、喘息のリスクも高まります。

喫煙と呼吸機能について

COPD（Chronic Obstructive Pulmonary Disease：慢性閉塞性肺疾患）は、呼吸がしづらくなる呼吸器の病気で、タバコ病とも呼ばれます。咳やたんが気になったり、階段を上るだけで息が切れたりする方は、COPDの可能性があります。
しかし、早い時期に禁煙すれば健康な人と同様の生活を送ることもできます。
COPDの治療の基本は「禁煙」です。

診療案内（要予約）